コロナを発症してから【自宅療養】

こんにちは。お久しぶりです!前回ブログを更新してから一週間がたちました。本当は、今月もう一度クッキーの販売もあったのですが、諸事情により、中止させていただきました。諸事情といっても、タイトルに書いてあるので、もうわかると思いますが、先週の金曜日(8/20)にコロナを発症しました。

本当は黙っておこうと思ったのですが、自分自身が療養中にすごく不安な気持ちになったことや、身の回りに感染経験者がおらず、分からないことだらけだったので、少しでも、いつもブログをご覧いただいている方の知識になればいいなと思い、公開することにしました。

発症してから毎日メモを残していたので、それに沿って色々と書いていこうと思います。

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8/15-8/18 渇いた咳が止まらなくなる。

初めて感じた違和感は「咳」で、それが1週間続きました。

8/19 夕方くらいから、目眩がする。

この日の夕方、いつもの散歩から帰ってきて階段を上っていると、頭を軽くゆすられているような違和感があり、めまいを感じました。

8/20 息苦しさで目が覚め、メプチンを吸う。脈拍が100を超え、動悸が酷く、吐きそうな咳を繰り返す。熱が38℃を超え、近くのクリニックを受診。抗生物質・解熱剤・痰を出しやすくする薬を処方してもらう。

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コロナの本格的な発症はこの日からでした。書いている通り、ものすごい息苦しさで目が覚め、気管支が閉まっているのに気が付きました。いつも喘息の発作が出たときに使う、気管支拡張剤を使い、どうにか呼吸をすることができましたが、強いパニックになりました。これはまずいと思い、近くのクリニックを受診しますが、そこではPCR検査ができず、普通の風邪の薬を処方してもらっただけでした。もしこの時に、市の大きな病院を受診していれば、即時検査結果が出て、気持ち的にも楽だったのになと、後々大きく後悔をしました。なぜなら、この日は金曜日で、次の日からは週末で病院が休みだったからです。

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8/21 体温が38.5℃に上がったり下がったりする。鼻が詰まり、味覚がなくなる。下痢をする。夜ご飯は半分以上残してしまった。息が上がっていた気がする。頭痛がひどく、薬のせいなのか吐き気がする。

メモは短いですが、この日が一番きつかったと思います。よく言われるコロナの症状がすべて同時に襲ってきました。熱は38.5℃と書いてありますが、急に37度台に下がったり、また40度近くに上がったり、普通の風邪やインフルエンザじゃないような体温変化を繰り返していました。鼻が詰まったりとか味覚がなくなるというのは、命にかかわることじゃないので、気にしていませんでしたが、確実にこの日から発症しました。息も苦しいし、熱もあるので、相当だるく、ご飯はまともに摂れませんでした。しかし、何も食べないと、吐き気も同時に襲ってくるので、無理やりでも取るようにしました。それでも「えずき」が永遠に止まらず、おえっおえっと、涙をながしながら、飲み食いをしました。

8/22 朝から凄くしんどくて、市民病院の救急外来を受診。病院に着くと何故か少し楽になる。体温38.3℃、何も食べていないせいか、頭痛と吐き気が酷かった。水分も全然取っていなかったからかもしれない。夕方にお粥を食べて、解熱剤を飲んだら、だいぶ楽になった。喉が腫れて、炎症を起こしているのか、飲み物を飲むだけでヒリヒリする。

 ※8/20〜8/22は、今までに経験したことのないしんどさ。

この日は日曜日でしたが、あまりのしんどさにメンタルが持たず、父親に運転してもらい、市民病院の救命救急外来を受診しました。病院に着くと、それまで続いていた症状がなぜか落ち着いてきて、一息つくことができました。女性の先生に見ていただきましたが、特に治療という治療もないので、一通りお話だけして帰ってきました。この時気づいたのは、僕にとってコロナの一番の敵はメンタルだということで、精神を保つのが一番難しいと感じました。これはもう少し後で詳しく書きますね。そして、喉が腫れてきたのか、飲み物を飲むだけでヒリヒリと沁みました。

8/23 朝起きて、熱が36.7℃まで下がる。蜜柑色の濃いオレンジの痰が出る。味覚が完全になくなる。朝から市民病院に行く。検査を受けて「陽性」と診断される。サチュレーション98%で、自宅療養。夕方から調子が悪くなる。重たい咳と、えづきが止まらなくなり、鼻が詰まって息苦しい。胸がスースーする。体温37.4℃

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月曜日になったので、ようやくPCR検査ができ、コロナ陽性の診断をされました。この日からだいぶ熱も下がってきて、前日よりは楽になった気がします。個人的に肺炎が一番怖かったのですが、サチュレーション(酸素濃度)も98%あり、大丈夫そうでした。この時に、レントゲンを撮るなどの検査はなく、医師からの診断のみで終わりました。また、自宅療養という風に伝えられたので、たぶん軽症という事だったと思います。帰宅後は、熱が下がった代わりに、痰が絡んだ重たい咳が出たりと、呼吸器系の症状が中心でした。胸がスースーするというのは、多分喉に出ていた炎症が気管や食道にも広がっていたんだと思います。変な感覚でした。(隔離場所に置いてあったバイオハザードマークがついたゴミ箱↓)

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8/24 体温は36.8℃、今までみたいな辛い症状はほとんどなくなった。咳とえずきは相変わらずで、3階から1階のトイレに行くだけで息が上がる。ご飯もしっかり食べれている。嗅覚は相変わらずなし。夜に少し味覚が戻る。

だいぶ体調が回復してきて、ご飯が食べられるようになった代わりに、嗅覚と味覚がないことが、とても気になるようになりました。

8/25 朝体温36.8℃、諸症状ほとんどなし。夜寝ている時に、息苦しさで目が覚めた。夜体温36.6度、咳は相変わらず続いている。夜に息苦しさの発作が出た。少ししたら落ち着いた。

ここからはもう特筆することはありませんね。

8/26 朝体温36.6℃、諸症状ほとんどなし。咳も落ち着いてきた気がする。

8/27 朝体温36.7℃、諸症状なし。咳もほとんど落ち着く。

8/28 昼体温36.6℃、諸症状なし。痰がまだ少し絡む感じはある。

残念ながら、嗅覚はまだ2割程度しかありません。

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長くなりましたが、ざっとこんな感じです。正直本当に本当にきつかったです。僕的には、インフルエンザの5倍くらいはしんどかったと思います。言い方は悪いかもしれませんが、これで人が亡くなってしまうのも納得できます。僕の場合、上でも書きましたが、メンタル的な部分を物凄く消耗しました。

感染すると、基本的には自室で一人で療養することになります。もし誰かを部屋に入れたら、その人が感染するリスクもあるので、どんなにきつくても、死にそうでも、ただただ自分で耐えるしかありません。僕の場合は、仲のいい看護師の子がいて、随時アドバイスをいただいていたので、それに助けられました。一時、水分も食事も全くとれず、死にかけていた時に、その子に水分取って!と言われて、自分が脱水症状だということに気が付きました。

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一人でいると、スマホで情報を仕入れるしかないので、ひたすらググっていました。そうすると、どんどん沼にハマるように、ネガティブな情報が入ってくるんですよね。自分が一番心配していた、コロナ肺炎の重症化したレントゲン写真とか。とにかく身体の消耗と共に、心も疲弊していきます。

対処法はなるべくスマホを見ない。できるだけポジティブに、自分が良くなるイメージを持つ。それくらいですかね。

あとは、はじめから大きめの病院にかかって、早くPCR検査をしてもらい、適切な処方をしてもらうこと。これだけで不安感が違うと思います。僕の場合、病院にも行けず、陽性かもわからない土日は地獄でした。

いまの日本の医療技術は本当にすごいです。東京だと病床数が足りず、医療崩壊ともいわれていますが、どれだけ重症化しようと、ほとんどの人は助かります。自分みたいに、下手に怖がってパニックを起こす方がよっぽど怖いと思います。これで僕が恐怖で出歩いたりしていたら、さらに感染が広がっていたかもしれません。自分が感染しても、恐怖に陥らず、落ち着いて行動してほしいと思います。大丈夫です。必ず無事生還できます。

あれから、毎日感染者数をチェックしていますが、まだまだ増えていますね。外を出歩くなとは言いません。また、他人のことをそこまで考える必要もありません。とにかく自分の身を守ってください。マスクをしたり、手洗いうがいをしたり、ワクチンを打ったり、僕らは普段の生活の中で、数多くの選択肢をもっています。それを上手く選ぶことが、この状況を切り抜ける方法だと思います。

長くなりましたが、皆様の健康を心よりお祈り申し上げます。それではまた!

TOKYO HAZE 吉川